三分間法話「中嶋光羽」

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中嶋光羽

法話を聞く

こちらは西山浄土宗総本山光明寺テレホンセンターの中嶋光羽です。

この度ご縁あってお話しさせていただくことになりました。

 

皆様は「ご縁」とお聞きになって何を思い浮かべますでしょうか。

仏教について書かれた本などを読みますと、この「縁」についてのお話がよく出てまいります。「因縁果(いんねんか)」という言葉ですね。

 

お釈迦様は、すべての現象はこの因縁果によって成り立っていると発見されたのです。

「因」とは原因のことで、「縁」とは原因によって「果」つまり、結果に達するための中間の力のことです。

 

お米に例えると分かりやすいかもしれません。

籾(もみ)という「因」、つまり原因があります。しかしそのままでは「お米」という結果にはなりません。必ず「縁」が伴わなければなりません。田んぼに水を引くのも、草をとるのも、肥料をやるのも全てが縁です。しかも縁は人の行いだけではありません。太陽の光も雨が降るのも土の力も風も多少吹かなければなりません。これらはすべて一つの籾に加わる縁なのです。

 

お米に例えましたが、これはすべてのことに対して言えます。当然、私たち人間も因縁果によって成り立っているのです。

 

私たち西山浄土宗の流祖、西山上人の御法語、鎮勧用心(ちんかんようじん)の中に「仏の強縁をわするることなかれ」とございます。

仏の強縁、つまり私たちを救いたいと願ってくださる阿弥陀様の強い思い、阿弥陀様と私たちとの強いご縁、結びつきを忘れるようなことがあってはいけません、ということです。

 

日差しが強かったり、雨が降ったり、風が吹いたりと、何気ないことに対して「ご縁」を思い出していただけたらと思います。そして阿弥陀様と私たちとの強縁を心にとめ、当たり前の日常に感謝し、自然と「南無阿弥陀仏」とおとなえできるようなりたいですね。

 

お電話ありがとうございました。

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