三分間法話「山中 登世」

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山中 登世

法話を聞く

はい、こちらは西山浄土宗総本山光明寺テレホンセンターの山中登世です。

この度は、ご縁ということについてお話しさせていただきます。

先日、庭に目をやると、美しい睡蓮の花が咲いていました。特別な世話はされていないのに、その花は冬の寒さや水不足などを乗り越え、何かのご縁があって花開いたのだ、そう思うと、一輪の花の美しさが非常に有り難いもの思えてきたのでした。

わたしはお寺でご法事のお勤めをさせていただく時、お参りくださった方々はどういう思いで手を合わしていらっしゃるのだろうと考えることがあります。例えば、三回忌のご法事ならば、ご命日からの約2年間という時間は短く感じられたのか、長く感じられたのか。故人への思いもお一人おひとり違うことでしょう。わたし自身を含め、そこに集まった全員がそれぞれの感じ方や考えを持っているのです。そのような人々が同じ場所・同じ時間を共有し、ご本尊である阿弥陀様の方に向かってお勤めに参加します。様々な思いや背景を持つ人々が、ひと処で一緒にお経を読み、合掌し礼拝することで、私たちとお浄土におられる方々と、そして、阿弥陀様との一つのご縁が生まれます。その様子は、非常に貴重なことだと思えてきます。お寺までの道中でも、電車が遅れてしまったり、体調がすぐれなかったりというトラブルがないとも限りません。たくさんの巡り合わせが重なってこそ、そこに至っているのです。

これはご法事に限らず、日々のありふれたことの全てがそのようなご縁によってもたらされているのです。これからも、ご縁の有り難さと、それに気づける心を大切にして、心をこめてお勤めさせていただこうと思います。

お電話ありがとうございました。

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