三分間法話「日下俊精」

日下俊精

法話を聞く

お電話有り難うございます。
わたくしは西山浄土宗・宗務総長の日下俊精でございます。

あけましておめでとうございます。みなさまも清々しい気持ちで新年を迎えられたことでしょう。

本山も大晦日の除夜の鐘に続いて元日の0時から恒例の修正会を御前様導師のもと役職員・随身生と共に勤めさせていただきました。

昨年の暮れには、思わぬ衆議院の総選挙で慌ただしい内に年は暮れました。

選挙を見ていると、各党は自分たちが正しいとの主張です。この結果を見ても、思うようになったと喜ぶ人、一方思惑通りにならず苦しんでいる人がいます。

この風景は個人の人生の一場面とよく似ています。仏教では、この世は苦であり、自分の思うようにはならないと教えています。

また一方で、諸々の、苦から逃れることは出来るのだと教えています。

お釈迦様は苦の原因は、煩悩だと示されました。法然上人は、我々凡夫は行をして悟ることは難しい、ただ念仏を称えなさいと示されました。

そして、煩悩多い自分だと自覚して、この生命は仏さまからいただいていると思う心を持って、全てのことにあたれば自分自身も救われるのです。

被災地へボランティアに行かれた方も、その心は「手伝いに来てやった」と思う人と、「お手伝いに来させていただいた」と思う人では、その態度や言葉遣いも変わってくると思います。回りの人々もそれに気づき、心より感謝されるのではないでしょうか?

皆さんも心の持ち方一つで救われ、この世で極楽を味わうことができるのです。お電話いただき、ありがとうございました。

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