三分間法話「星野 賢信」

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星野 賢信

法話を聞く

こちらは西山浄土宗、総本山光明寺テレホンセンターの星野賢信でございます。

7月と言いますと、七夕を思い浮かべる方も多いと思います。
七夕と言えば織姫と彦星の話でございます。
働き者の織姫と彦星が結婚しますが、結婚生活が楽しいので働かなくなる。
それを見かねた天帝が天の川を挟んで二人を引き離してしまう。
ずっと会えないのは可哀想なので一年に一度だけ会うことが許されるという話でございます。

私達の時間の感覚ですと、一年に一度だけというのは切ないものだと感じるのですが、織姫と彦星は星でございます。
星の寿命は大変長い。
何十億年という長さです。
何十億年という寿命の星からしたら一年に一度というのは大変短い期間になります。
星の寿命から考えると一年に一度というのは、私達の数分間や数秒間ぐらいの感覚になると言えるのではないでしょうか。

視点を変えると見方が変わります。
南無阿弥陀仏というお念仏もそうなのです。
私達からの視点でお念仏を考えると、南無阿弥陀仏とお称えするから西方極楽浄土へ往生できると考えてしまいます。
そこには仏さまからの視点がありません。

阿弥陀さまという仏さまは、誰もを西方極楽浄土へ救い取る仏さまです。
かつて西方極楽浄土へ往生するには、自分の力で修行しないといけないと思われていました。
阿弥陀さまは私たちの代わりに修行されて仏さまとなられました。
ですので自分自身の力で救われるのではない、阿弥陀さまによって救い取られるのだと気がつく。
その時のうれしさや、ありがたさや、かたじけなさの声が南無阿弥陀仏なのでございます。

本日はお電話ありがとうございました。

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