三分間法話「木舩是應」

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木舩是應

法話を聞く

 こちら総本山光明寺テレフォンセンター木舩是應です。

 11月となりまして秋も深くなってまいりました。
 私たちの総本山光明寺も秋の深まりとともに木々が色づき、目を喜ばせる風景となります。

 秋といえば芸術の秋、食欲の秋、読書の秋などありますが、なんといっても食欲の秋が私たちにとって身近なものであります。秋のみのりは私たちの食欲を刺激してやみません。
 私たちはご飯を食べる前に「いただきます」と手を合わせます。今から食べるものの命を自分の命を長らえるために使わさせていただくので、(いのちを)「いただきます」と感謝の心をこめて合掌するのです。
 私たちのいのちは両親ひいては先祖の命を分けていただいたかけがえのないものです。そして食べ物をはじめ、服や家などの衣食住がととのえられてようやく生活をすることができます。もちろん太陽や空気、そして国土、いいかえれば自然環境も私たちのいのちを生かして下さっているのです。
 目に見えるものだけではなくたくさんの目に見えないもの、ひとたちに支えられて生きています。目に見えないもののことをおかげさまといいますが、たくさんのおかげ様が私たちをつつみこんで支えて下さっているのです。

 目に見えるもの、言い換えれば手の届く範囲のことを思いやることは何とかできるのですが、そうではないものにはなかなか心が至りません。目の前にある食事ひとつとっても、数えきれない人の手がかかっていることを想像できなければ、感謝することもかないません。 きれいだなと見る観光地の風景も、多くの人の尽力によって綺麗に整えられ、お迎えをする準備ができているからこそ気持ちよく感動ができるというものです。

 おかげ様に感謝して、手を合わせられるやわらかい心をもつと、今以上にいろいろなひと、いろいろなものが楽しくいとおしく見えてまいります。
 秋の佳き日には良い景色を見ながら、おいしい物を食べ、目に見えないものに感謝する心をお持ちいただきたいと思います。お電話ありがとうございました。

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