光明寺の四季 冬

年に数回、境内がすっぽり雪に覆われてしまうことがあります。
信楽庭、釈迦堂、書院、そして庫裏が淡い墨絵のようです。こんな日は、雪に音が吸い取られてしまうような不思議な静けさが感じられます。

広谷軒は表千家の十三代お家元、即中齊千宗左宗匠のお好みで建てられた茶室。
ここの庭は冬になると、いっそう侘びた雰囲気が感じられて美しいのです。
一月はお休みですが、毎月第二日曜にはお茶会があります。
一般の方も参加していただけますので、ぜひ冬のお庭をご覧ください。

冬の間は毎朝6時15分から朝の勤行が始まります。
夜明け直前の最も寒い時間ですから、御影堂の中の空気は冷たく澄みきっています。勤行する僧侶や修行僧の息も白いままです。

秋には鮮やかな紅に染まった楓のトンネルになる紅葉参道も、冬になれば葉もすっかり落ちて、静かな道に変わります。
「無常」というお釈迦さまの教えを自然が語り継いでいるかのようです。

総門周辺です。
光明寺の建つ場所こそ、法然上人が初めてお念仏の教えを説かれた地であることを示す「浄土門根元地」の石碑は、吹雪にも負けずしっかりと立っています。

冬晴れの日の光明寺境内の美しさは格別です。
昨日の雪がたちまち温かな日差しに溶けていきます。こんな日に境内を散策なさると、体ばかりでなく心もポカポカと暖かくなってくるようです。どうぞ、御影堂や阿弥陀堂にお参りくださいませ。

紅葉期は大変混雑しますので公共交通機関をご利用下さい。光明寺には駐車場はございません。また近隣は全面駐車禁止です。