勧化所

経蔵のお隣にある小さな建物は勧化所(かんげしょ)です。勧化とは、「仏さまの教えを説き、信心を勧める」という意味の言葉です。もともと勧化所は布教のための事務を司ったり、お寺にお参りになる方々へお札や御影をお渡ししたりする場所でした。念仏の教えを広めるという、私たち僧侶の役割にとっても大切な場であったわけです。

この伝統は今でも生かされています。毎月の第一土曜日の朝7時(11月から3月は7時半)から、この勧化所でお説教の会が催されます。毎月2名の僧侶が「勧化」のためのお話をさせていただくのですが、毎回、熱心に参加なさる方が多く、私たち小坊主も作務を早めに済ませて聴きにうかがいます。みなさまも一度、ぜひお越しください。

現在の勧化所は安政二年(1855)に建てられたものを基本にしていますので、江戸末期の雰囲気がどことなく感じられます。桜や楓の木々に囲まれていますから、春の花の季節や紅葉の時は、勧化所の前の椅子で一休みなさると良いでしょう。桜の葉が紅に染まるのも美しいものです。紅葉の有料期間中は、ここで写真の展覧会や茶店などが開かれますので、どうぞお楽しみに。

紅葉期は大変混雑しますので公共交通機関をご利用下さい。光明寺には駐車場はございません。また近隣は全面駐車禁止です。