法然上人立教開宗の像


引き締まったなかにも、お念仏を喜ぶ法然上人のお気持ちが伝わってくるお顔

御影堂に向かって左手に立つ銅像は、法然上人の誕生850年を記念して、昭和57年(1982)に建てられたものです。

法然上人は24歳で比叡山を降り、「だれもが等しく救われる教え」を求めて諸国行脚を続けました。そして承安5年(1175)、善導大師の『観経疏』のなかから「だれもが等しく救われるにはお念仏に依るしかない」と悟られ、現在光明寺の建つ粟生の里で、専修念仏の最初の教えを説かれたのです。

「法然上人立教開宗の像」は、そのときの法然上人の姿を現しています。


像全体から、教えを説かれる法然上人の力強さが伝わってきます

当時、法然上人は43歳。鎌倉時代としては初老といってよい歳でしょうか?しかし、この像は全身に力がみなぎっているように見えます。

9歳で出家して以来、求め続けた真理に出会った喜びで輝いているお顔、そして、お念仏の教えを人々に伝えようとする意欲で引き締まった手足も印象的です。特に私たちが境内の掃除をするころには、朝日を受けて今にも動きそうな迫力が感じられます。

なお、私の手元にある諸堂案内の資料には、この像の高さは阿弥陀様の四十八願にちなんで、4.8メートルあると書かれています。台座が2.4mで、像が2.4m。これも西方浄土の「西」にちなんでいるそうです。しかし、本当にこのような意図で寸法が決められたのかどうかは不明。たしかに5メートル近くありそうな大きな像ではありますが・・・

紅葉期は大変混雑しますので公共交通機関をご利用下さい。光明寺には駐車場はございません。また近隣は全面駐車禁止です。