御影堂内部


極楽の荘厳を現した内陣御影堂は光明寺の伽藍の中心となる建物です。中に入ってお参りいただけますので、正面の階段を上がり、左手からお入りください。

中に入りますと、正面にはご本尊である「法然上人御自作の張子の御影」をお祠りしてあります。(この御影についてはこちらをご覧ください。)ご本尊の周辺を宮殿(くうでん)といいます。宮殿は黄金の蓮や天蓋を始めとする様々なもので美しく飾られています。皆様の御宅のお仏壇も金襴で作られたカーテンのような戸帳や、シャンデリアのような瓔珞と呼ばれる飾りが仏壇の上部から吊るされていると思います。このような装飾がほどこされているのは、御影堂の内陣や家庭の仏壇が極楽の荘厳の様子を現すように見立てられているからです。


皆様がお参りいただく場所は「外陣」と呼ばれています極楽の様子は『仏説阿弥陀経』というお経にくわしく述べられています。それほど長いお経ではありませんが、お経巻に書かれた文字を追い、声に出して唱えていきますと、極楽の美しさ、素晴らしさが目の前に浮かびあがってくるような、生き生きとした描写が続きます。読経していると、想像力が大きく翼を広げて飛び立つような心地良ささえ感じます。岩波文庫(青306-2)などにも、漢文に和訳を添えたものがありますので、ぜひ一度お読みになってみてはいかがでしょう。


『仏説阿弥陀経』は、西山浄土宗にとってとても大切なお経の一つですので、しばしば読経されます阿弥陀様がおいでになる極楽には、七種類の宝石でできた池があり、池の蓮華は車輪のように大きく清らかな香りを放っています。池の上にある楼閣も金銀、ルビー、水晶、メノウなどで華やかに飾られているそうです。この浄土には絶えず美しい音楽が流れ、昼と夜に三回ずつ曼荼羅華の花びらが散ってくるのです。御影堂にお参りになられたら、ぜひ内陣をゆっくりとご覧になり、お釈迦様がお説きになった極楽の様子を想像してみてください。極楽ははるか遠くにあるように思われがちですが、実は私たちのすぐそばにあると證空上人はお教えくださっています。

紅葉期は大変混雑しますので公共交通機関をご利用下さい。光明寺には駐車場はございません。また近隣は全面駐車禁止です。